「FX取引」のリスクを知ろう

「FX取引」のリスクを知ろう

USドル

 

項目値動き

 

為替レートは常に変動している上、何かのきっかけで予想以上に大きく動くことがあります。新聞に大見出しで報道されたり、テレビのニュースになるので、外貨投資をしていない人でも、気になったりします。最近では、リーマンショック以降、急激に円高が進んだことは記憶に新しいところです。

 

FX取引にはレバレッジ効果があるので、レバレッジの倍率に応じた利益や損失が発生します。このレバレッジ効果によりわずかな値動きで利益を出すこともできるのですが、損失が出る方向に大きく動いてしまうと損失も何倍かになります。レバレッジの高い取引をしているときに急激に為替レートが動くと、証拠金以上の損失を被ることがあるので、値動きによるリスクを充分に理解した上で取組むことが必要です。

 

また、取引画面で為替レートをリアルタイムで確認し、売り買いの注文を出しても、成行注文の場合、実際に約定する価格は違っていることもあります。当たり前のことですが、為替レートはいつも動いていることを念頭に、余裕を持った証拠金の額で取引を行いましょう。

 

 

項目流動性

 

取引は、売りたい人と買いたい人がいるから成り立ちます。売りたい人も買いたい人もたくさんいたほうが、その分、自分の希望する値段で取引できる可能性は高くなります。売り買いしたいときに、自分の希望する価格で取引できることを流動性が高いといいます。通貨には、流動性が高いものと低いものがあります。

 

例えば米ドル、ユーロ、円など先進国の通貨は、流通量が多く、外国為替の取引量も多いので、流動性は高いといえます。これに対し、新興国の通貨は、流通量や取引量が少ないので、流動性は低くなります。流動性の低い通貨は、なかなか取引が成立せず、それによって損失が膨らむなどリスクがあります。

 

また、取引があまり活発でない時間帯や、主要国の休日などには、通貨の値段がなかなか付かず為替レートが表示されなかったり、または地震などの天災、政変、各国の金融政策の変更などにより、売り買いが難しくなることもあります。

 

項目システム

 

外国為替の取引は、インターネットや電話回線を使って行われています。個人投資家のFX取引も、原則パソコンや携帯電話のインターネット機能を利用して行います。

 

電子取引システムでは、突然、システムが誤作動したり、故障することがあります。また取引所とFX取扱会社、投資家を結ぶ通信回線が正常に働かず、注文の発注や執行、確認や取り消しや相場情報の配信が遅れたり、取引が中断したり、取引停止になることも考えられます。こういったことが起こらないよう、システムの管理が行われていますが、電子取引システム特有のリスクがあることも、頭に入れておきましょう。

 

ログインIDやパスワード等の情報が、窃盗、盗聴などにより漏えいし、第三者に悪用される危険もありますから、パソコンのセキュリティ設定やパスワード等の管理についても注意が必要です。

 

項目信用

 

FX取引は証拠金を預けて行います。この証拠金は、FX取扱会社の資産とは別に管理することが義務付けられています。かつて、FX取引を規制する法律が未整備だった頃、投資家の資産と会社の資産を分けないことによるトラブルが頻発しました。現在は、法律で定められていますが、分別管理かきちんとなされているか、経営基盤がしっかりしているかなど、FX取扱会社の信用度についても考慮したいものです。

 

FX取扱会社が破綻するリスクもあります。万一、FX取扱会社が破綻しても、証拠金が分別管理されていれば、投資家の資産は守られますし、返還されます。ただし、保有中の外貨の売買が予定通りにできないことで、損失を被ることも考えられます。

 

信頼できるFX取扱会社を選ぶ、パソコンのセキュリティに気を配るのは当然のこととして、取引による損失を最小限にとどめるために、下の例を参考に自分なりのルールを決めて取引を行いましょう。

取引の損失を最小限にとどめるには?

◎fxでは自分なりのルールを持とう。
◎FX取引用の予算を決める。

◎証拠金ギリギリではなく、余裕を持ったレバレッジで取引する。
◎レバレッジは低めに抑える。

◎マーケット情報を常にチェックする。
◎政治や経済の動きにも興味を持つ。

◎通貨ペアを選ぶ。
◎取引の時間帯に注意する

◎自動取引を上手に活用する。
◎メール通知サービスを活用する。

◎経済指標や政策金利などの発表日を確認しておく。